FLOOR関数とは|指定した倍数の最大の倍数に切り捨てる関数
FLOOR関数とは
FLOOR関数は、指定した数値を指定した倍数の最大の倍数に切り捨てる関数です。
数量や金額を一定単位でまとめるときなどに利用されます。
FLOOR関数の基本構文
=FLOOR(数値, 基準値)
- 数値:切り捨ての対象となる数値を指定します。
- 基準値:切り捨てたい倍数を指定します。
FLOOR関数の使い方
10の倍数に切り捨てる
123 を10の倍数に切り捨てたい場合:
=FLOOR(123, 10)
結果は「120」になります。
0.5単位で切り捨てる
2.7 を0.5単位で切り捨てたい場合:
=FLOOR(2.7, 0.5)
結果は「2.5」になります。
負の数も切り捨てる
-7 を5の倍数に切り捨てたい場合:
=FLOOR(-7, -5)
結果は「-10」になります。
FLOOR関数の注意点
- 数値と基準値は、符号(正負)が一致している必要があります。
- 基準値に0を指定するとエラーになります。
- 対象の数値が基準値の倍数の場合、そのまま返されます。