NOT関数とは|論理値を反転させる関数
NOT関数とは
NOT関数は、条件の真偽を逆にする関数です。
条件が「TRUE(正しい)」の場合には「FALSE」を返し、条件が「FALSE(正しくない)」の場合には「TRUE」を返します。
条件が成立していないケースを簡単に判定できるため、エラー検出や特定条件の除外などに便利に使えます。
NOT関数の用途
例えば、
- 在庫がゼロではない商品をリストアップする
- 特定の条件を満たしていないデータだけを抽出する
など、「条件に当てはまらない」ものを見つけたいときに活躍します。
NOT関数の利用方法
NOT関数の基本的な構文は次の通りです。
=NOT(論理式)
- 論理式:評価したい条件式
※論理式には、TRUEまたはFALSEを返す式や関数を指定します。
NOT関数の使用例
例えば、次のような表があるとします。
商品名 | 在庫数 |
---|---|
商品A | 0 |
商品B | 25 |
商品C | 10 |
ここで、「在庫がゼロではない商品」を判定したいときは、次のように書きます。
=NOT(B2=0)
この数式では、
- 在庫数(B2)が0でない
場合に「TRUE」が返され、在庫がある商品を簡単に見分けることができます。
また、IF関数と組み合わせることで、さらにわかりやすい表現も可能です。
=IF(NOT(B2=0), "在庫あり", "在庫なし")