OR関数とは|複数条件のいずれかが満たされるか判定する関数
OR関数とは
OR関数は、複数の条件のうち、1つでも満たされていれば「TRUE」を返す関数です。
すべての条件が「FALSE」でなければ、「TRUE」が返されます。
条件をひとつひとつ確認する手間を省き、まとめて判定することができます。
OR関数の用途
例えば、
- テストの得点が80点以上または出席率が90%以上の場合に合格と判定する
- 商品の在庫数が50個未満または売上が目標に届かなかった場合に注意を促す
など、複数の条件のうち、どれか一つでも該当すればいいケースでよく使われます。
OR関数の利用方法
OR関数の基本的な構文は次の通りです。
=OR(論理式1, 論理式2, ...)
- 論理式1:評価する最初の条件式
- 論理式2:評価する2つ目の条件式(必要に応じて複数指定可能)
※論理式は2つ以上でも、1つだけでも指定できます。
OR関数の使用例
例えば、次のような表があるとします。
名前 | 点数 | 出席率 |
---|---|---|
Aさん | 75 | 92% |
Bさん | 65 | 85% |
Cさん | 82 | 88% |
ここで、「点数が80点以上または出席率が90%以上」の場合に合格と判定したいときは、次のように書きます。
=OR(B2>=80, C2>=0.9)
この数式では、
- 点数(B2)が80以上
- 出席率(C2)が90%以上
のいずれかを満たしていれば「TRUE」が返されます。
また、IF関数と組み合わせることで、合格・不合格をわかりやすく表示できます。
=IF(OR(B2>=80, C2>=0.9), "合格", "不合格")