複数条件をすべて満たすデータの合計を計算する
SUMIFSもしくはSUMPRODUCT関数を使用して計算できる
SUMIF関数は、条件を複数指定して数値を合計する関数です。
=SUMIFS(合計範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,…],[条件2,…])
SUMPRODUCT関数は、範囲または配列に対応する要素の積を合計した結果を取得する関数です。
=SUMPRODUCT(配列1,[配列2,配列3…])
複数条件を満たすデータの合計を集計する
SUMIFS関数で10/4以降の日付で”いちご”の売上合計を集計する
=SUMIFS(E2:E8,A2:A8,">=2021/10/4",B2:B8,"いちご")
SUMPRODUCT関数で10/4以降の日付で”いちご”の売上合計を集計する
=SUMPRODUCT((A2:A8>=DATE(2021,10,4))*(B2:B8="いちご"),E2:E8)
上記の例で集計をする場合、SUMIFS関数でもSUMPRODUCT関数でも集計することが可能です。
SUMIFS関数の方が構文が分かりやすいのでよく使われます。
SUMPRODUCT関数はSUMIFS関数ではできない縦横混合の集計ができる
SUMPRODUCT関数で10/1の”A店”の”いちご”の売上合計を集計する
=SUMPRODUCT((A2:A9=A13)*(B2:B9=B13)*(C1:E1=C12)*C2:E9)
上記の例で集計をする場合、SUMPRODUCT関数なら他の関数を使うことなくシンプルに集計が可能です。
SUMIFS関数で10/1の”A店”の”いちご”の売上合計を集計する
=SUMIFS(INDEX(C2:E9,0,MATCH(C12,C1:E1,0)),A2:A9,A13,B2:B9,B13)
SUMIFS関数だとINDEX関数とMATCH関数を使用しないと集計ができません。
上記の例の場合は、SUMIFS関数よりSUMPRODUCT関数が適しています。
関連する関数
SUMIFS関数:複数の条件を指定して、それを満たす数値を合計する関数
SUMPRODUCT関数:乗算の結果を合計する関数